バチカン美術館

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地下鉄に乗ってやってきたこの階段は、バチカン美術館に入るための集合場所です。

2008年11月当時、バチカン美術館の入場方法は3通りありました。
ひとつは団体ツアーの一員として、ひとつは個人として(個人での予約はできなかったため、ものすごい長蛇の列に並ぶ覚悟が必要)、そしてもうひとつは私が選んだ、ネット予約でにわか団体の一員になるという方法。


インターネットの予約サイトで申し込むと、バウチャーが返信されてきます。
そのコピーを持って指定の時間に集合場所(この場合は美術館前の階段)へ行けば、初めて顔を合わせるいろんな国の人たち30人くらいをひとグループにしてエージェンシーの人が引率、長い列に並ぶことなく団体として入場できるというわけです。
ぞろぞろと美術館の中庭まで行き、パンフレットをもらったらすぐ解散。 本当に入場だけのための仮の団体さんですから。


私が利用したのは このサイトです。
多少の手数料がかかりますが、待ち時間のことを考えれば利用価値は高いと考えました。


が、今バチカン美術館のウェブサイトを確認したら、今年から個人の予約が開始されていました!!!
私がとった方法より7ユーロ近くも安くすみます。
旅行前にいろいろ調べていた時に、「もうじき個人予約が始まる」っていう情報があったんですが、ぎりぎり間に合わなかったのですねぇ。




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これが、ローマとバチカンを隔てている城壁です。




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そしてこれがバチカン美術館の入口。
普通に車が走っている道路からすぐの、あっけないほどシンプルな入口ですよね!
「ヘンな団体だから裏口から入るのか??」って思ったくらい(笑) でもこれが正真正銘のエントランスらしいです。



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空港のような手荷物X線検査、ゲートがあります。
オーディオガイドを借りる場合はパスポートを預ける必要があるんですよ。私は借りませんでしたが。



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入ったら早速売店がありますが、あわてることはありません。
この先何箇所もありますので、重いものはあせって買わないほうがよろしい。



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赤い札を掲げている女性がエージェンシーの人です。



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ピーニャの中庭。ピーニャとは松ぼっくりのことなんだそうです。
はい、ここで皆さんさようなら。 あとは自由にまわりましょう。



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中庭もとてもすてきですね。



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美術館はとても広いので、ポイントを絞って要領よくまわらないと時間がいくらあっても足りません。
私たちは上階を見たあと 、絶対見逃せない「システィーナ礼拝堂」へと進むコースを選択。

まずは 「燭台のギャラリー」。



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天井の素晴らしさにも目を見張りますよ~



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彫刻のように見えますが、これは立体的に描いた絵なんですよ。



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「タペストリーのギャラリー」。



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「地図のギャラリー」。
いろんな時代の地図があります。

こんな場所に売店があるんですよ。 興ざめのような気がしないでもないですねぇ。
でもバチカンのショップには、すてきなものがいっぱいあります。
私もいろいろ買いました^^



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「ソビエスキの間」



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これは「ラファエロの間」の天上画だったかな? こういうのが何箇所かあったんですよね~



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こっちがラファエロの間かも。 すみません。。
でも むちゃくちゃすごいということは伝わりますでしょうか?
のけぞって見るので首がすごく疲れます。


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これは間違いなくラファエロの作品、 「アテネの学堂」です。
アリストテレスやプラトンなどが議論しています。 右の方にはラファエロ自身も描かれているんですけど、この写真では写ってません。



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さあ、いよいよこの先は最大の見どころ 「システィーナ礼拝堂」。
美術館を訪れた全員が一番奥に位置するこの礼拝堂を目指して進行していると言っても過言ではないです。


ミケランジェロ作の巨大な天井画と壁画は圧巻です!!
残念なことにここは撮影禁止。

約800㎡の面積に約300人の人物を描いた天井画は、旧約聖書を題材にした9つの物語。(上のパンフレットに描かれた絵は天井画の一部、創造主がアダムに命を吹き込む場面)

33歳のミケランジェロは彫刻家を自認していたことから、天井画の注文は不本意だったのだそうです。
それでも足場を組んで横になりながらたったひとりで製作を続け(弟子の仕事が気に入らなかったから^^;)、4年の歳月を経て完成しました。

滴り落ちる絵の具が目に入って、このことが後に目を悪くする元になったと言われているそうです。


実はミケランジェロがこの天井画を描いていた同時期に、100メートルほどしか離れていない別の部屋で、ラファエロも前述の「アテネの学堂」を描いていたんだそうです。
夜中に天井画を見に行ったこともあったそうですよ。



壁画 「最後の審判」は、 60歳のミケランジェロがこの絵を450のパーツに分けて、1パートを1日分の仕事として自分に課していたのだそうです。
この絵のキリストは筋肉隆々でひときわ大きく描かれていて、予備知識がなかったらキリストだとは思わないかも。


ミケランジェロが実際この部屋で壁や天井にひと筆ひと筆描いたのだと考えると鳥肌が立ちました~


このような作品を実際に見ることができる機会はそう何度もあることではないですし、大勢の人ですし詰め状態ですから、隅々までじっくりと鑑賞するためにぜひオペラグラスを持って行かれることをおすすめします。
ドーム下の天井画などを見る際にも役に立ちますしね。




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システィーナ礼拝堂を出るときにちょっとした裏ワザ(?)があります。
次回ご紹介しますね~




Comment

  • オリエンタルBKK
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入場したら解散ってなんか笑えますね~
入るのにえらく手間がかかるのですね。

しかし素晴らしい絵の数々ですな~
美輪明宏もおりますね(笑)
なんか日記の速度が速くなっている気が
しますが・・・気のせいかな???
ロンドンが控えているからかな???(^^)

  • 玲小姐
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さすが

パリとローマは世界中からおのぼりさん、ではなくて観光客(笑)が集まってきますね~。東洋の余白の美もいいですが、西洋のこれでもか!っていう密度の濃い絵もいいですね。

  • ぶじこ
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すごい!!!

団体旅行もどき。
これ考えた代理店はすごいですねぇ!!隙間産業と言うやつでしょうか。

それにしても、すごい、この建物。
天井の絵も素晴らしい。首がつりそうです。
三輪明宏よーみつけん。間違い探しか(笑)

  • ねね
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BKKさん

美輪明宏??アルフィーの高見沢さんならいるけど^^
日記の速度気づきました?
ついてきて下さいね~(笑)

  • ねね
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玲小姐さん

ほんとにいろんな言語が聞こえてきましたよ。
入場したときのグループにはロシアの人、南米からと思われる人などがいました。
密度の濃い絵、たしかに!テーマも重いし。

  • ねね
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ぶじこちゃん

オプショナルツアーとか、団体を作るエージェンシーはいくつも存在するらしいんだけど、これが一番メジャーで安いと聞いたので。でも直接予約できるようになったからいらない情報になっちゃった^^;
首はものすごく!疲れます。ビーチに置くような椅子、あれがほしいね。

  • あた子
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にわか団体

 待ち合わせとはこのことだったんですね。誰が考えたのかすごいですね。
 美術館、もう、とても見たくなりました。桑畑さんのブログで見たのですが、果樹農家の方が、上を向いて受粉する作業のために首枕のようなものを自作してつけていました。あんなのあったらいいかもしれませんね。

  • ねね
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あた子さん

いろんな商売があるもんですね~おかげで貴重な旅の時間節約になりました。
ヨーロッパってなぜあんなに天井を豪華にするのでしょうね、私どこに行っても天井ばっかり見ていましたよ。
首枕?桑畑さんのブログで見てきます^^

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